しまもと百人一首日記

島本を探索しながら百人一首を紹介する日記

水無瀬の滝

  島本町は お水の美味い 地域です。

  島本町民は、

  「島本の、ええとこ は 水が 美味しい」

  と言います。

  その水の源は 何といっても「水無瀬の滝」

水無瀬の滝にて

  この滝は 天王山が源で 20メートルの高さがあります。

  でも 昔はもっと立派な滝だったそうで・・・

 

  雨水の神様も祭られていて 年に一回 お祭りがあったそうですよ。

 

 <今日の一首>

 55 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ

                          大納言公任

 訳 昔 流れていた 滝の音は なくなってからずいぶん長い年月が経つけれど、

   素晴らしかったという評判は今も残っています。

  詠み人の 大納言公任さんは 平安時代 最も華やかな時の朝廷の重臣の一人で、

  自ら歌集を選んで残した人物です。

  滝が絶えてしまっても、名こそ流れてなほ聞こへけれ

 

  うーん華やかな 野心の香り!!

  「自分の名前も後世に残ったらいいなあ」

  と公任の声が聞こえてきそうです。

 

  安心してください 公任さん

           しっかり残ってますよ!!